どんぐり

dongri

去年のどんぐり、葉の色は褪せ何とも言えない色になって奇麗でした。

母と一緒に散歩に出ると、公園にどんぐりがころころと落ちています。

60年連れ添った相方を亡くした母、80後半になって新しいリズムを作り出すのは大変そうです。

月命日

私は大分落ち着いてきたと思っても、日が暮れる時分やふとした合間に、添えた手をぎゅっと握りかえしてくれた手の感触、父との会話、様々なことがよみがえります。

一方向にしか進めない時の流れ。

ときが解決してくれるとは言うけれど、その地点から遠ざかっていくのも虚しいような。

 

 

 

菊と鶏頭

kiku

これまでにないような暑い日が続き、台風の湿った空気は息苦しくて、それでも時間の経つのはあっという間でもう9月。

夏休みも終わってしまいました。今月は休みもほとんどなく仕事三昧。

父が亡くなる前に「私に何か言葉を残して」と言ったら「元気に頑張って」と。・・・元気に頑張らなくちゃ。

仕事が忙しくなる前にゆっくりと、お供えした花を父の部屋で描きました。

 

父へ

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毎回お線香をあげる度に遺影写真の余所行きの顔がどことなくしっくりこなくて、普段の表情を思い浮かべながら父を描きました。

優しい父でした。家族を大切にし、皆がそばにいると満足そうで、家にいるのが大好きで。

そんな父でしたから最期の時までずっと家で過ごせたのはよかったのかな。私も看病させてもらえる時間を与えられてよかったです。

でも、最期を迎える数時間のことを思い出すと、いまも胸が苦しくなります。

高校生の時に祖父のお葬式で読まれたお経の中に「白骨の章」というのがあって強く印象に残っていたのですが「~ 既に無常の風来りぬれば、すなわち二の眼たちまちに閉じ、一の息ながく絶えぬれば、紅顔むなしく変じて桃李の装を失いぬるときは ~」というくだり、頭ではわかっていたけれど実際に目の当たりにし、その瞬間はまさにこれなんだ・・・と。

この世でのお別れと思い、喘ぐ父の汗を拭きながら思わずスケッチしたけれど、今まだ まともにそれを見ることが出来ません。

それとは対照的に亡くなったときの穏やかな父の顔、それも自分の中に留めおきたいという思いでスケッチしました。

感謝を込めて。

 

個展無事終了

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お陰様で個展終了いたしました。

久々にお会いできた方もたくさん、とても嬉しかったです。ありがとうございました!

今回会期中は出来るだけ画廊に詰めていようと思っていたにもかかわらず、父の病状が急変し思ったほど画廊にいられずせっかくいらして下さったのにお会いできなくて残念なこともありました。

今回、父のこと。個展が終わるまでは何とか持ちこたえてくれ・・・とヒヤヒヤでしたが、今のところ安定してきてほんの少しほっとしています。が、こんなにもいきなりガクッと来るものなのか、と。この1週間父の介護に明け暮れながらも考えるのは、「ときの流れとともに変容していくもの」がテーマの私にとって、この経験も作品制作の肥やしに出来るようにしたいな、と思っているところです。

 

 

昼下がり―差し込む光

差し込む光

そろそろ梅雨入りなのか今週は雨模様の日が多そうですが

25日から、個展始まりました。

個展始まりますね、緊張しますか?とよく聞かれますが、30年前の初個展からずっと緊張したことはありません。

ピアノの発表会やコンクールなどではめちゃくちゃ緊張していたのに。

でも今回は、初日の朝ちょっぴり緊張しました。なぜだろう?

 

 

野澤奈穂子展

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↑版画芸術No203 展覧会プレビュー掲載

2024年5月25日~6月2日まで、なるせ美術座にて個展を開催します。

前回は2022年10月で3年ぶりの展覧会でした。コロナも落ち着き日常が戻ってきた様子、気持ちも新たに制作しました。

日頃描きためた水彩画と、音をテーマにした版画(ミクストメディア)作品です。

殆どが2022~2024年に制作したものです。

ぜひご高覧ください。⇒詳しくはこちら

写真から

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行ったことのない場所・・・その2

生徒さんの撮った写真が素敵で前回のも含め何枚か頂戴しました。いつもは自分で撮った写真を描こうと言っていますが。

行ったことのない場所だけれどいろいろ想像を交えて。

教室の皆さんもぼちぼち海外旅行する方も増えてきました、いいな~

個展の準備

frans

行ったことのない場所、フランスの田舎-その1 

久々にホームページを更新しました。⇒NOZAWA naoko  gallery

5月に個展がありますが、今のうちに準備をしておこうとホームページをいじりだしたら結構大変でした。やり方忘れてる・・・。

前回の2022年10月の展示は部屋半分でした。

今回は部屋全部を使って、水彩15点と版を使った作品22点を展示する予定です。

クラビカ

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水辺の透明感を描いてみたくて、クラビカ滝の写真をひっぱり出してきました。

5月の眩い光と澄んだ水、なかなか絵に出来ませんでしたがやっと描いてみようかと。

絵具の色が冴えないとこういうのは難しいのかな。

ターコイズグリーンとかウルトラマリンバイオレットなど使って描きました。

 

雑記帳 golden-nozawa.com