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ひまわり

アートセミナーも無事終了、大きな一つのヤマを越えすっかりのんびり、親しい友達と飲んだくれてしまいました。

仕事に行く途中、畑の一角にずらっと並んだひまわりたちが目に飛び込んできました。花屋さんではいろんな種類のひまわりが並んでいます。
しかしもう立秋も過ぎ、ぎらぎらとした夏はあっという間でちょっとさびしい気もします。

10月の個展に向けて制作をそろそろ始めないといけませんが、まだ発酵前の仕込中。ネタはたさん集めたけれど、これから分解して組み立てなおして、・・・間に合うかな。

2012.8.14

アートセミナー

 

久々の更新になってしまいました。
この1ヶ月は前半は私が勤めている中学高校の学期末の成績付け、後半は大学2年の集中ゼミと続き、
そして高校時代の友人と久々に会ったり、先週末は珍しく土日の休みが取れたので蔵王のオカマなど見に行ってきました。
オカマは普段は霧がかかってなかなか綺麗に見られないという話でしたが、
道中ザーザー降りにもあったにもかかわらず運良くエメラルドグリーンの色彩を堪能することができました。
そういえば、以前「霧の摩周湖」に行った時も、着いた途端みるみるうちに晴れ渡ったっけ・・。
いずれ、旅行で仕入れたネタを水彩画でアップしていくつもりです。

明日から、毎年夏の恒例、(去年は日程がうまく合わず開講ができませんでしたが)、女子美アートセミナーが始まります。
初日は「緑=葉」ではない、葉の色を探してじっくり描いてみます。5日間のびっちり講座でアツイ夏を!

 

2012.7.31
 

clematis

 

6月らしからぬ、今日はカラッとした過ごしやすい1日でした。
こんな陽気が続いたらいいのに。

クレマチスにもいろいろ種類がありますが、お花屋さんで見つけた2種類を描きました。

赤いのは、なんだか家の庭先に咲いているアブチロンにも似ているな、
くねくねと伸びた茎はリズミカルで絵になるな、などと思いながら。
描いているうちコロンコロンと花が落ちてきました。
 
今日の教室の帰り、マイメリのヴェルツィーノバイオレットが欲しくてわざわざ電車に乗って買いに行ったのだけれど、
あいにくチューブは扱っておらず、買うつもりのなかった余計な物を買って帰ってきてしまいました。やれやれ。
 

 

2012.6.26
 

記憶の景色

展覧会を無事終了し、次回へ向けての制作に取り掛かる準備を早速始めている。 

版画は大学時代の専攻で、以来20数年銅版画の制作も続けているが、
今回の展示、思ったよりも版画の作品に反応があり、なんだか嬉しかった。
もちろん水彩も当時から描いてはいたが、所謂対象を据えて描くというものではなく、左のようなドローイングだ。
左の作品、実は大学1年か2年のころに版画のエスキースとしてミクストメディアの授業で描いたものだ。
大学時代の私の作品は全て研究室で記録をとるというので預けてしまい、複数刷れる版画以外、私の手元にはほとんど残っていない。
しかし、このドローイングだけは手放せず、あとからこっそり返してもらった。

作品としては荒っぽいし、描き終えてしまった作品に執着するのはどうかとも思うが、これは私の原風景なのだ。

昨日、カルチャーにいらしている方が紫陽花を描いていて、「山紫陽花を見ると、幼かった頃木イチゴをとりに森の中へ入ると
日差しを受けた紫陽花が一面に広がっていてとっても素敵だったの、その光景をいつか、描いてみたくて」と仰っていた。

誰しも、忘れられない記憶の景色があるのではないだろうか。

私の記憶の景色は、湿り気のある土のにおいのする森、その森を抜けると広がる灰色の空と石油の臭い・・・。育った時期が高度経済成長期の真っ只中、川も空気も汚れていた時代だ。
自然の有機的で奥深いものと、人工的で無機質で冷たいもの。相反する二つは自分の中で融合し時を重ねて少しずつ形を変える。 

大学時代のエスキースをもとに、いくつかこれをテーマに素材も変えながら展開してきたが、今回DMに使用した作品もその一つだ。
このDMを見た友人が、「童話の挿絵のような、物語の始まりを感じてドキドキした」と言ってくれた。
友人はきっと、そんな物語に出会ってドキドキした経験があったのかもしれない。豊かな感受性の持ち主だと思った。

私の中の風景、しかし、見る人はこの中に別の景色を見つける。
それぞれの経験や、記憶がそこに映し出される。

私は「物語の始まり」と聞いて、好きなシューマンの音楽の「森の入口」という曲を連想した。

・・・あ、そうだ、次は、森の入口から、あの音楽のような絵を作ってみたいな。
 

なるせ美術座での個展、無事に終えることができました。ご高覧下さった皆様にお礼申し上げます。有難うございました。

2012.6.11

3つの薔薇

 

ただいま、なるせ美術座にて個展開催中です。去年に続き、2度目の水彩+版画の展示です。
今までやっていた中で一番広いスペース。最初の年はどのくらい作品を持ち込んだらよいのか不安で、とにかくたくさん運び込みました。
今回はちょっと絞り込みましたが、それでも運び込んだうちの数点は展示せずに持ち帰りました。空間がちょっとすっきりしたかな。
手前の一部屋は水彩画、奥の広ーいスペースには版画やミクストメディアの作品を主に展示しています。

オープニングでは画廊の奥様のおいしい手料理が並びました。
もう、お料理はありませんが、6月3日まで展示していますので、ぜひご高覧下さい!

2012.5.28

デルフィニウム

 

白のデルフィニウム。

5月も半ばだけれど、毎年今頃来ている服は肌寒くてまだ着られません。

 

去年は開講しなかった夏のオープンカレッジアートセミナー、今年は8月上旬に予定しています。

募集はまだかな?詳しい日程はinformationのページで!

 

ずっと更新していなかったworksのページも久々更新してみました。

 

 2012.5.11

NOZAWA Naoko EXHIBITION

展覧会のお知らせ

今回は水彩画、版画、そのほか和紙に版画と水彩を使って糸や金属などの素材をコラージュしたものや、
未発表の水彩テンペラなど過去の作品も含め、約30点ほど。

下は「ジャカランダ」の葉をそのままスタンピングし、エッチングで刷ったものなどをコラージュ、水彩で手彩した。

2012.5.26~6.3、なるせ美術座にて⇒詳しくはこちら

版画芸術No155 展覧会プレビューに掲載

 

初夏

安定しない天気が続いていますが、今日からもう5月です。
早いなあ。
 

先日引っ越しで荷物を運び終え、そこらじゅう段ボールだらけ。
大量の本(私のじゃない!)の入った重たい段ボール箱は天井まで積まれ、
一部屋塞がっています。
展覧会用の作品や画材のほとんどは実家に逃がしておきましたが、
何をどこから手をつけてよいのやら・・・見ているだけで疲れてしまいます。

取りあえず、今日は教室があったのでそちらへ向かい、
お庭に咲いた花をたくさん持ってきて下さったので一緒に描きました。
オダマキは初めて描きましたが大好きな花です。見れば見るほど面白い形。
初夏の緑と、今日の空の色をイメージして描いてみました。

それにしてもやることいっぱいありすぎて、うっかりが多いです。

2012.5.1

西欧育ち

花も器も西欧育ち。イングリッシュローズに、陶器はイタリアのファエンツァから。下に敷いてあるレースはどこだったかな、・・。 

毎年描いていますが、ちょうどこの季節にいつものお花屋さんに入荷してくるイングリッシュローズ。
ちょうど入荷していたので、さっそく連れて帰って下描き。
夕方だったので色は翌日仕事を終えてから。昨日は朝から暑かったので、花がかなり開いてしまいました。・・いい香り!

家のリフォームに引っ越しと、個展の準備、いろいろ重なって落ち着かない日々です。

2012.4.25

フェアビアンカ

 

ちょっと久々の更新になってしまいました。

水彩画を描いたのも、教室のときにちょこっと描いたのを除けば、先のチューリップを描いた時以来です。
2か月ぶりくらいかな・・・。
学年末の慌ただしい仕事や、身内の法事で遠方に出かけたり、落ち着いて絵に向き合えませんでした。

いつものように教室用のモチーフを調達に花屋さんへ。
入荷したばかりというガラスの花瓶を見つけ、それに合わせて花を見繕ってもらいました。
夕方6時過ぎでしたが持ち帰ってすぐに描きました。
とても香りのいいバラです。

さて!春休み中のこの2週間、個展に向けて版画を仕上げなくてはなりません。
版は物理的な時間が必要なため、まとまった時間の取れる時が勝負です。
なのに、明日の予報は一時雨・・腐食が出来ない・・・・・困ったなぁ

 

2012.3.27