この絵も、やはり展会直前に描いたものです。花瓶ごと描いた物などこのモチーフでいくつか描きましたが、そのうち小品のこの絵を今回展示しています。サムホールくらいの小さなものですが、小さい作品って意外と難しいです。
水彩は花などをモチーフにしたものが多いですが、花を描く、というよりその周りの空気をかきたい、というのがいつもの私のテーマです。版画でも水彩画でも、それは共通しています。学生時代のスケッチブックが先日ひょっこり出てきましたが、そこに書いてあるメモ、
*聞こえない音、振動まで、リズム
*時の移り変わり、連続・非連続
*広がり、深さ、吸い込まれる空間
*反射する、白い光 或いは 鬱蒼とした森の匂い
*しみ、透明な空間、点、
などなど・・・・・抽象的だけど。
考えていること、今とたいして変わらないなぁ・・
2009.11.1