
絵のモチーフにしようと、いつの間にかこんなに集まってしまった植物の不思議な形。見れば見るほど、植物の形はいろいろで、とても面白い。
最近花をよく描くけれど、花を描くなら読んだほうがいろいろ助けにもなるだろう、という訳で今読んでいる本は、ファーブル植物記。ボタニカルのように正確に描く訳ではないにしても、得た知識もプラスすればそれがスパイスとなって更に想像も膨らんでくる。今、丁度読んだところはよく描く薔薇や百合がでてくる 維管束植物 の章。薔薇などは繊細な花弁を保護するガクがついていて、葉も網目状壊れ難い構造で、 賢明で完全な秩序を有しているとか、百合やチュ―リップは繊維を行き当たりばったりに散らす部類でガクも無く、そういう植物の葉は葉脈も一方向で無防備であるとか。そういわれてみると確かにそうだ、じっくり観察すれば、答えはちゃんとそこにある。
先日友人とのお喋りのなかで、向日葵は、葉の付き方は左右互い違いだと思い込んでいたが実は螺旋状だったというはなしを聞いた。確かに私も向日葵を描くとき花はみるけれど葉のほうはいい加減にしか見ていなかった。子供の頃に こう描くもんだ と教えるのは「観る」ことをやめさせてしまうのかもしれない。
・・・それにしても、読むのが遅くて、なかなか先に進まない。
2009.1.26