「スケッチ&メモ」カテゴリーアーカイブ

音楽と一緒に

gerbera41.jpg 春休みに続き、5月の連休は 版画の制作を、またもや一気に・・・。天気に振り回されながらやっと終えた腐蝕の次は「刷り」です。刷りはひたすらやるしかないので、アップテンポでリズミカルな音楽に乗りながらの作業。絵を考えるときは無音の空間が大事ですが、作業に入ると音楽がないとなかなか捗らないのです。しかもボリューム大きめ。それにしても、版画は揮発性の薬品なども使うので肌は荒れるは、狭い工房で大きな銅の板を振り回すせいか手足のあちこちにはぶつけた跡、それから刷りごときで情けないけれど軽い筋肉痛。。。最近 運動不足だなあ。学生時代、先生に「版画は、1に体力 2に体力 3,4がなくて5にセンス」と言われたけれど、版画はほんとに体力勝負。かつては腹筋がわれるほど鍛えたものでした。

そんな版画に比べると水彩はじつに健康的だなぁと思います。肌荒れもしないし、ぶつけた跡も出来ないし。無くなってしまった銅版のインクを発注して届くまでの間何も出来なかったので、これまた大好きな音楽を聴きながら花束を何枚か描きました。納車の時に車やさんからいただいた物です。

2008.5.3

ヒメウツギ

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庭にヒメウギの咲く季節になりました。工房の入り口にたくさんの白い花が綺麗です。しかし、ドアを開け閉めするたびにヒメウツギまで挟んでしまって、ちょっとかわいそう。

さて、新しい車を納車しました。お昼にパンを買いに行ったついでに寄ったディーラーで、そのまま契約してしまった今回の車ですが、車はパンのようにはいきません。いろんな手続きを済ませてやっと我が家にやってきました。一代目の車と比べるとハンドルもくるくる回って軽いし、視界も違います。乗りやすい車だけれど慣れるまではちょっと大変そう。こんなにも違うものなのですね。。。 以前に編集した音楽テープ、今度の車では使えないので また新しいサウンドを作らなくちゃ!

2008.4.26 

チューリップ

tulip1.jpg今日はいい天気で良かったです。

早速 待ち構えていた銅版画の製版を朝からはじめました。腐蝕をはじめてしまえば、あとはそのことを忘れないようにするだけ。コトコト鍋を煮込んで料理が出来上がるのを待つのと一緒。

版を腐蝕している間に描いたチューリップです。

さて、あさって日曜日から青葉台東急セミナーBEで新しく水彩画の講座がスタートします。また、毎年恒例の女子美術大学アートセミナー、とりあえず2008年の日程が決まりました。

2008.4.11

港の見える丘公園

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昨日は、水彩画教室の皆さんと室内を飛び出して 朝から横浜の港の見える丘公園へスケッチに出かけました。最高のお天気に恵まれ、一緒にスケッチを楽しみました。上はフランス山の鬱蒼とした木々の間からちらりと見えたベイブリッジ。この題材(ベイブリッジ)は、私の版画やペーパーワークの作品などにも何度も登場していますが、こうやってスケッチをするのは初めてです。 

スケッチしていると、冷やかし半分覗き込んでくる人々、話し掛けてきたり、昨日は一緒に写真にまで収まっちゃったり、部屋のなかで描いているのとはまた違った楽しさもあります。

外で食べるおにぎりはまた格別、腕半分日焼けして、外の空気をいっぱい吸った1日でした。

2008.4.7

インド旅行

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 一度は行ってみたいと思っていた国、インドへ行ってきました。連日、早朝5時起き、次の都市まで6時間かけて車で移動、やはりインドは広いです。ベナレスやいろいろなところへも行ってみたかったけれど、今回は時間も少なかったので、友人と2人、インド入門編といった駆け足の旅行でした。

デリーの空港に着いて車に乗り込み少し走ると、まずは道を塞いでのっそりと佇むロバのお出迎え。 ついで牛、牛、そして車のひしめき合い。道路は整備され道幅もかなり広いのだけど、しかし車線は何の為にあるのだろう?数センチの車間距離、クラクション鳴らしっぱなしで反対側へ横断する車。それでも、ぶつけた跡のある車は殆んど見かけないし、インドなりの秩序というものがあるのでしょう。ハイウエーでさえ、人が車の外につかまっていたり、渋滞すれば反対車線を悠々と走ってみたり。運転手さん、ハンドルから両手はなして水飲んでるし、信号待ちで止まれば、子供たちが窓にはり付いてるし。カメラを向けるともっと寄って来ちゃいました。インドはニオイもなにも、いろんなものがごちゃ混ぜ、というのが最初の印象です。

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右はジャイプールからアグラへ向かう途中に出会った駱駝の行列。とにかく路上でいろんな動物たちに出会いました。のらロバ、のらヤギ、のら牛、のら猪豚、のら犬、のら猫、そして象、馬、猿、・・・。インド人やさしいなと思ったのは、伸びた木の枝のために塀に穴をあけていたり、車内に入り込んだ蚊を、私だったらぱちんと叩いてしまうのに、窓の外に逃がしてやることです。殺生しないのですね。

気温38度、湿度はあまりなく、暑いの大好きな私には快適でしたが、この季節の変わり目は地元インドの人でさえ食べ物には気を使うそうです。私も水や食べ物には相当気を使い、思い当たるのは食器くらいしかありませんが、旅行の締めは、止まらない下痢でした。インドパワー恐るべし。

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次回はヨガでもしてしっかり体と精神を鍛えてから、ゆっくり時間をかけて行きたいと思います。

2008.3.25

 

 

Le printemps arrive

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大好きなミモザ 、です。ミモザというと本当はオジギソウのことを言うらしく、「アカシア」がこの植物の本名だそう。黄色くて丸くてかわいくて。庭に植えたアカシア、咲いたのはもっと小さい丸でした。いろいろ種類もあるのですね。

そういえば今日は3月8日。イタリアでは女性にミモザが送られる日。フランスから愛を込めて送られたミモザを想定して描いてみました。 何故かって、箱にPARISとあるから・・・だ~れも送ってくれないけどねぇ。

2008.3.8

麓川

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土日の休みを利用して、急遽、母の故郷である知覧に行ってきました。今回は飛行機が強風で1時間遅れ、市内からは本数も少ないバスが渋滞に巻き込まれたりで、飛行機を使ったにもかかわらず家から9時間もかかってしまいました。こりゃ参った、遠かった。

家のすぐ横を流れる麓川、訪れるといつもこの川沿いを散歩するのですが、今回はゆっくり歩く時間もなく、空港で買った使い捨てカメラに収めて帰りました。それにしても行く度に町の様子は変わって観光地化され、昔の面影はどんどん消えて、なんだかさびしい気もします。

2008.3.2

過ぎし日

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 随分、日がのびました。2月は寒くて暗くてさびしい印象なのですが、実際はそんなに暗くはないのですね。

ずっと描いてみたいと思いつつなかなか手が出なかった繊維だけを残したほおずきのカラと、夏にタイで買ってきた器や、今はもう枯れてしまった不思議な木の実などをモチーフに選んでみました。この季節の空気感を背景の色に託して。

青葉台東急で水彩画の講座を持つようになってそろそろ4年目です。来月3月3日(月)から15日(土)午前中まで、田園都市線 青葉台駅前の東急スクエアsouth-1 別館5F セミナールームのロビーにて、受講生の皆さんと私の作品を初めて展示することになりました。お近くにお越しの際は是非お立寄り下さい。

2008.2.17

blue night

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50x20cmの横長のスケッチブック、風景をパノラマで描いたらいいだろうと思って買いました。買ったらすぐに試したくなり、ごそごそ夜中にガラスの小物を並べてみました。紙によって、滲み方などかなり異なりますが、これは染み込みがよすぎて一度のせた絵の具は抜くことが容易ではなく、てこずりました。

2008.2.6