足先に包帯を巻いて1ヶ月ちょっと、なかなか治らない。庇って歩いていたら腰にくるし、頭もなんだか冴えないし(これはいつもか)、気分もパッとしない。大学は春休み中学は入試休みで仕事がなければ外にも出ない。篭ってばかりじゃ、スケッチも版画のエスキ-スもうまくいかない。でも、持ってる絵具全ての色並べをしたらちょっと元気がでました。
シャリシャリした質感のかわいい花弁、これは「花簪」です。周りの空気をどんなふうにするか、冴えないときはなかなかイメ-ジがまとまらないものです。それは水彩に限らず版画でもそう。うまくいくときは偶然も味方して一発で終わりにできるのに、まとまらないときはグズグズと重ねて、結局「ご苦労さん」って感じになってしまう。でも、素材や方法に慣れっこになってしまうのはキケン。 常に、試行錯誤は重ねて、新鮮さを失わないように、と。思っては、いるのです。 が。
2005.2.2