2週間のペーパーワーク&エッチングの個展をおかげさまで無事終了。続いて今度は銀座京橋の10画廊(東京現代美術画廊)が共同開催する「新世代への視点」の関連企画の小品展。スペースは先日の個展と同じだが、そこに100点を越える小品がずらりと並んだ。個展の搬出の次がこの展示だったので、この小品展の飾り付けにちょっとだけ立ち会ったが、各画廊の方々が作品を持ち込み展示を始め、それはそれは人口密度が高かった。
私はこの2点。今度はエディションありで、色、使っちゃった。
2008.7.28
2週間のペーパーワーク&エッチングの個展をおかげさまで無事終了。続いて今度は銀座京橋の10画廊(東京現代美術画廊)が共同開催する「新世代への視点」の関連企画の小品展。スペースは先日の個展と同じだが、そこに100点を越える小品がずらりと並んだ。個展の搬出の次がこの展示だったので、この小品展の飾り付けにちょっとだけ立ち会ったが、各画廊の方々が作品を持ち込み展示を始め、それはそれは人口密度が高かった。
私はこの2点。今度はエディションありで、色、使っちゃった。
2008.7.28
今回の個展のテーマは2003年のときと同じ「時系列」。時のうつろい、生き物の 自然の成りゆくさま。月の満ち欠け、潮の満ち干、植物の四季。遠くはなれて眺めてみれば、そこにはいろいろな色が絡み合い、不思議なリズムを持って流れている。
予てより、私はあまり物をきちんと見ていないように思う。ぼーっとしているのかもしれないし、視力があまり良くないせいもあるかもしれない。見ていたとしてもそれは存在そのものというよりは周りに反射する光とか、漂っている色だとかで、見ることよりも、寧ろ匂いとか触覚とか聴覚で感じたものの方に興味が湧く。記憶もそうだ。重なった記憶の 層の深いところから取り出してみると、時を経て芯のようになって残ったものは、抽象的ではあるけれど余分な物が削ぎ落とされ、その存在の影は薄い。そんな薄くて儚くて、よもやこの目を通しては見ることの出来ないもの、以前に実際に歩き 感じたこと、経験したもの。私のなかで絡み合い、そうして刻み込まれた景色を、雁皮や楮やパルプの繊維を絡ませて漉いた、四隅の綻んだ、薄く温かみのある和紙の平面の中に閉じ込めてみたいと思った。版という媒体を使ってその触感や成りゆき任せな偶然性を楽しみながら。
2008.7.13
もうすぐ個展です。作品は早々に出来てあとは搬入して展示をするだけ のはずなのですが、これでいいんだろうか?と、そのあとも他の作品を作ってみたり。個展のあとの、小品展(グループ展)の作品もやっぱり今から作り直すことに。結局なかなか終わりません。これでよし!なんてことはずっと無いのだろうな。・・・だから未だに絵を描きつづけているのでしょうけれど。
終わらないのは 学校の成績付けも。あ゛~!
燃えるような真赤なダリア、この花を描いたのは初めてです。情熱的な花、私には縁遠い花のような気が・・・
2008.7.9