ひめ林檎

ringo.jpg水彩画展開催中ですが、いただいていたひめ林檎、今朝描きました。今日はおなじみの自由が丘の画材屋さんに行ってから、夕方画廊に寄リました。来週はこの絵も持って行っちゃおうかしら・・・。

むかしから好きでちょこちょこ描いてはいたけれど、こうして水彩画の教室を持つようになって、さらに展覧会までするようになるなんて、数年前まで考えもしないことでした。近頃、「あれれ、版画はやめてこうなったの?」などと言われていますが、版画、やめたわけじゃありません!確かに、版画のシゴトとはちょっと距離感がありますが、いずれ版画でやっているようなシゴトと、水彩画の色彩や自由さをミックスしたようなことがやってみたいな、と、ここ数年頭の中でぐるぐる考えています。素材と向き合いながら試行錯誤することは、カタチになるまでは大変だけれど楽しい作業でもあります。私の水彩も今は素直にスケッチ風なものばかりですが、これから少しづつ変貌させていきたいな、と画策中~。。。同じ所に立ち止まってはいけない、という意識を持って。

2009.10.30

水彩画展

smallrose2.jpg水彩画の展示の搬入に行ってきました。免許をとって車に乗るようになって10年ほど経ちますが、はじめて高速道路を使いました。銀座まで30分ちょっと、はやかったです!

今回のオフィスイイダさんの会場はこじんまりとしたとても落ち着く空間です。小さい作品のほうが合うかな?と思って小品を用意していたのですが、飾ってみるともっと大きな物があったほうがいいな、ということになり、初日にちょっと増やすことにしました。大小あわせて14点ほど。額装仕切れなかったものも、箱にいれておいてありますので、そちらもご覧下さい!これは前日に描いた小さい薔薇です。

建物の奥野ビルは時々新聞などでも紹介されますが、戦前からの数少ない趣きある古い建物です。以前は地下に住人用の公衆浴場があって実際に住まわれていたマンションだそうです。いま、NHKの金曜夜の連続ドラマでもロケに使われているらしく、昨日その番組を見てみると、あの手動式ドアのエレベーターや入り口付近が登場していました。たくさんの画廊も入っていますし、この面白い建物も楽しんでみてください!
ちなみに、会場がちょっとわかりにくいと思いますが、4階上がって左奥(だったかな?)のお部屋です。

2009.10.24

ぶどう

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 水彩画講座の生徒さんから、たわわに実った葡萄、台風でダメになるかと思ったけれど大丈夫だったので描きに来ませんか?というお誘い。仕事も台風で休みだった為すぐに絵具とスケッチブックを車に積んで駆けつけ、おじゃまして描いた一枚です。今回の水彩画展のDMも、こちらのお宅のお庭のブラックベリーでした。生き生きしたモチーフでしょ?

 展覧会は雰囲気ある、戦前からの古ーい建物、銀座1丁目の奥野ビル4階,office iida。今回は画集に載せた作品、小さい作品を中心に展示します。10月26日から。是非ご高覧下さい。

 

2009.10.13

透明水彩画HANDBOOK

初めて手がけた本、透明水彩画HANDBOOK。ずっとまとめてみたいと思いながら二の足を踏んでいてなかなか形にならなかったのだけれど、思い切ってつくってみた。と、いうのもオフィスイイダさんに相談しなかったらいまだ形になっていなかったかも知れないのだが・・・。6月なかば、水彩画展の打ち合わせの席で、「水彩画の手引書みたいなモノつくってみたいんだ~」のひとことで、すぐにいろいろ手配をしてくださり、まさかとは思ったけれど今度の展示に間に合ってしまった。紙の質から、大きさ、厚さ、ページ数など相談しながらひとつひとつ決めていき、レイアウトデザイン、撮影、印刷・・・。制作は普段一人でやっているけれど、いろんな人の力を合わせながらこうして1つの物を作り上げるというのは私にとって初めてだったかもしれない。bookindex.jpg
本の最後に載せた私の略歴、作品の発表をはじめたのは1989年。当時ま-だ学生だったけれど、そこで画廊の前を通り掛かった人に初めて買ってもらった絵も和紙に描いた水彩ドローイング(素敵な人だったなぁ)。それからちょうど20年。画歴ハタチか~・・まだまだ、だが、20年のひと区切りとしてもできたのは良かった。
今回、本にまとめながら自分のなかで結構整理が出来たと思う。内容はとてもシンプルだけど、そこさえしっかり掴んでおけば大丈夫。いや、大丈夫って事はないか、そこからまだまだ限りなく、深みだか、高みが待っているから。

載せた作品、小品中心に今月末より展示予定。(⇒個展のご案内
あわせて「透明水彩HANDBOOK」も販売いたします。