水彩画とエッチング・ミクストメディア

上は今回ギャルリーヴェルジェで展示中の作品のひとつ。自分で漉いた和紙にエッチング、糸で縫ったり描画を加えた作品。会場の壁の長さをはかってピッタリに作ったのだけど、展示してみて初めて全体を見ることができた。離れて全体を見て初めて気がつくことも多々ある・・・。

「とき」をテーマにした「時系列」というタイトルの作品を数年前から作っているけれど、これもそうだ。
ときと共に移ろうもの。音楽のように流れるような、そして自然のリズム。
しかし、「とき」がながれていても、絵画だからこそ、そこにじっと佇み、構築していける。

今回はこの作品のほか、水彩や他いろいろな素材を使った作品も展示してみた。

描いているうちにゆらゆらと形を変え向きを変えるチューリップ、その変化するさまを描きとめてみようと、いずれ変色していくであろう銀箔も使い、時間と共に色が変化していく楽しさも込めてみた。

2010.9.11

 

駅からは近いのですが、通りからちょっと入った奥まった場所です。
日曜、月曜、祭日は休み。
時間は午後1時から6時です(最終日3時)。

 

blueberry

 

学校は夏休み明け早々の実力テスト、この暑さにもかかわらず励んでいました。
えらいなあ・・・。
こっちは休み明け、生徒からの教師評価の結果が待っていました。
う~ん、なぜ?どうしても「先生の熱意を感じるか」の項目の棒グラフが相変わらず逆向きで。
私の静かな熱意、伝わらないのかなあ。

受験時代、竹刀を持って熱気あふれる指導にみんな必死に描いている中、私はアプリオリ、アポステオリがテーマと勝手に決め「描かないでみせる」なんて妙なことをやって、「お前は何考えているんだっ」と先生に怒られたことがあったけれど、あらぬ方向を見てしまう癖、矢印に反抗したくなる性質は、今も変わらないかもしれません。

まだまだ異常な暑さが続いていますが、空はいわし雲、すっかり秋の空です。

さて明日は、カルチャーの後、個展の搬入です。

2010.9.3