チューリップ

haru1  お花屋さんではもうほとんど見かけませんが、庭のチューリップは今が盛り。色とりどりに咲いています。

 ずいぶん暖かくなりました。そろそろ炬燵もしまって、衣替えしなくては。

 たくさん洗濯もしたいけれど、家にいられる日がなかなか無いのが困りもの。

 最近ベランダに鳥の糞が落ちまくるので、干したままにして出掛けるのも心配だし。鳥よけCD、効果あるかな。

 

 もうこのまま夏が来るのかな?・・・そうはいかないだろ。

 

好きな画家

好きな作家は俵屋宗達、とこのNOTEBOOKのページを開設して暫くした頃(2005年)に書いたことがある。小学生のとき、風神雷神図屏風を見て妙な形体になんだかゾワゾワし魂を持って行かれた気分になった。
数年前に、もう一人好きな作家ができた。渡辺省亭だ。静岡県立美術館でアニマルワールドという展覧会があり、そのパンフレットが気に入り観に行った。そのパンフレットは若冲の描いたフグとカエルが相撲をとっている図で、滑稽で、これは観に行かなくちゃ、と出かけたのだった。そこに一緒に展示してあったのが、渡辺省亭。12か月の花鳥風月が並び、その画面のバランスやら、リアルな描写やら、何とも言えない魅力に見入ってしまった。私は絵を鑑賞することはあまり得意ではなく、いつもささっと見てしまうのだが、うわぁっというものに出会うとしばらくのめり込んでしまう。その省亭の展覧会が京橋の画廊で開催されると知り、雨で作業ができない休みの日を待ち構えて行ってきた。当時は絵師になるためにはまず「書」から筆遣いを学び、それができるようになってから絵を描くことを許されたのだそうだ。なんだか納得・・・。途中展示替えもあるらしいのでまた行かなくちゃ。

省亭は画壇に属さずそのせいであまり知られておらず評価も低い画家らしいが(ほとんどが海外に流出)、宗達も殿様にも仕えず異端だった。

そういう群れていない絵描きって、やっぱりいい絵を描くんだな。

・・・・・と、私も群れないとこだけは、自由にやれる気楽さから見習っているつもりなんだけど。

制作の日

2017012817440000.jpg学校は今週から春休みだけれど、昨日はNHK青山教室で水彩講座、久々の都会で駅構内で迷ってしまった。明日は横浜美術館で水彩画講座。

今日はフリーの日。誰とも会わずに一人家で過ごすのは1年のうちでどのくらいあるだろう。

作業台の上にいつでもできるようにと広げたままになっていた銅板に、うっすらとたまった埃を払い、お気に入りの音楽を聴きながらやっと描画をすることができた。

このチャンスに腐食までできるかな、と まだ寒いので硝酸を強くしてみたら、強すぎたらしくて防腐剤が剥がれてしまった。

描画やり直し・・・。焦らず暖かくなるのを待つしかないか。

今年こそ、こういう時間をしっかり作って制作をしなければ。

最終講義

オーディオマニアでいろいろと教えてくれる従兄は今年いよいよ大学退官で最終講義があるという。ぜひとも聴きに行かなくちゃと夫に言われ、私が聴いたって難しすぎてわからないだろうと思ったけれど、勝手知ったる夫と最寄駅で待ち合わせして連れて行ってもらった。

朱塗りの門をくぐり、慣れない場所にちょっとドキドキ。薄暗い廊下は美大とはまるで異なる本の匂いがした。広い階段教室の会場には、普段の学生さんたちとは顔ぶれの違う、白髪混じりの学者さんだろう人たちもたくさん来ていた。柱の陰の後ろの席へ。講義は2時間の予定だったが30分オーバー、時間制限がなければあとゆうに1時間半くらい話したのではないだろうか。ラテン語やギリシャ語入りのプリントを渡されてビビったけれど、時々笑いを誘うエピソード付き、自分のゼミにも拝借できるような内容もちょっとあって有意義な時間だった。これから研究の道を歩む人へのメッセージと自身の道のりを顧みて講義は終わった。

大学といってもやっぱり随分違うものだなぁ。それにしてもあんなにオーディオに凝っているにもかかわらずあれだけの内容を準備するのはどれだけの時間を要しただろう。新たなことを勉強もせずに日々慌ただしく過ごしているけれど自分の残された時間をどう生きるか、考え直さないといけないななどとちょっと感慨深くなった、と同時に私ってアタマ悪かったんだなと改めて実感した。

笑顔のご褒美

学年末、中3は高校で選択しなければ、最後の美術の授業。課題の提出を促してそろそろ終わりの時間。   
決して美術は得意でなく、はじめはあまり熱心でなかった生徒が寄ってきて、「先生の授業楽しかった!」とにっこり。なんだか嬉しくなってしまった。最近胃の痛くなるような事がもやもやと続いていたのが一気に吹き飛んだ。

苦手意識のある子に一生懸命やってごらんとは言うものの、思うようにできないと気分も萎える。それでも仕上がるまで格闘すると、ちゃんと形になるし達成感も得られるのだろう。生徒の満足げな顔を見るともう何もいらないって気分になる。先生やってよかったなと思える瞬間だ。上手に描くのが大事なのではないと幾ら言ってもなかなか分かってもらえないが、まずは作ることの楽しさを味わってほしい。「上手に描く」という大人たちにいつの間にか吹き込まれた余計な概念を拭い去ることで、持ち前の素直さ、豊かな感受性は甦る。

人前に立つとか、みんなを纏めるとか大の苦手で先生業は絶対無理だと学生時代は教員免許も取得せず、必要に迫られて取った免許は卒業してだいぶ経ってから。でも縁あってこういう仕事に携われたこと、今頃になって少しずつ有難さがわかってきた。

ピアノ

「世界3大ピアノ」といえば、スタンウェイ、ベーゼンドルファー、ベヒシュタイン。オーディオでそれらの音の聞き比べをしてみるが、本当の音はどうなのか。それらが試せる楽器店に仕事の帰りに寄ってみた。

実際ピアノを弾いてみるとその違いははっきり分かる。キラキラ響くスタンウェイ、ぬくもりを感じるベーゼンドルファー、色彩豊かな音が輝くベヒシュタイン。それぞれ興味深く面白い。ああいうところで弾かせてもらうのは勇気がいるが。

実家のピアノは小学生の時に買い替えてもらったお気に入り。先日、年に1度の調律をしてもらった。楽器店で弾いたベヒシュタインのピアノの音がとてもよかったと何の気なしに話したせいか、今までのズンと深い音色が、豊かな色を感じるような軽やかな響きになった。どんな調律したんだろう。同じピアノでもこんなに変わるとは驚いた。

新しい響きが楽しくて、最近実家に行ってはよく弾いている。もっと上手にいろんな曲が弾けたらな・・・。

なんだろう、指を動かすと、かたい頭がほぐれるのか、制作意欲もわいてくるのが不思議だ。

ポインセチア

12月はクリスマスのイメージでモチーフを組むことが多くなります。

これは月刊誌「1枚の絵」の12月号の水彩教室で取り上げたポインセチアです。

連載は来年の3月までですが、原稿の提出は今年いっぱい。・・・あともうちょっとです。

3年間の連載でしたが、本当に慌ただしく月日が過ぎて行きました。

来年の2月3月は横浜美術館での水彩講座と、もうひとつ3月にNHK青山で1日講座の予定です。

くわしくはこちら!

 ⇒横浜美術館 

 ⇒NHK文化センター青山教室

そして、今年の4月に開催したNAOの会水彩画展の会場風景を動画でやっとアップしました。

 ⇒ART STUDIO NAOからご覧ください。

 

 

 

木の実

kaido11月もすでに半ば。気まぐれ更新とはいえ、2か月半もほったらかしになってしまいました。

うかうかしていると今年も終わってしまいます。

そろそろ年賀状も準備しなければ・・・。来年は酉年、水彩で年賀状を描くようになってから丁度ひとまわりです。

こんな風に水彩画を描くようになって12年以上経ったということになりますか。

歳をとったのは確かだけど、ちょっとは成長したかしら。

 

 

 

 

貝殻

kaigara今日で8月も終わりです。

学校は夏休みでも、8月前半は慌ただしく過ぎて行きました。

出かける用事のないときにじっくり制作しようと思うのですが、いざまとまった時間ができてもすんなりとイメージがわいてこないのは困ったものです。

机に向っていても浮かんでこないからオーディオいじり。やはり夏休み中のオーディオマニアの従兄からいろいろレクチャー受けたり、一人では行けないようなオーディオ店に連れて行ってもらったりして聴き比べ。何百万もする手の出ないようなスピーカーから流れる音を聴いてしまうと欲しくなってしまうのは困ったものです。

でも、ケーブルを変えたりスタンドを増設したりして、家のオーディオの音も随分変化してきました。

コードをつなげるのに30キロ近くあるアンプをひっくり返してしまい、腕に擦り傷青あざ作りながら格闘しています。

そうして音を楽しみながら、本読みながら、やっと少し作品のイメージもわいてきました。ああ、でも休みが終わっちゃう・・・。

 

薔薇

july 今年はまだ、梅雨明けしていないようです。

 ひところの暑さと比べると、まあ落ち着いていて過ごしやすくはありますが、 でもなんだかだるい・・。

 先日、 誕生日にバラをいただきました。

  花がしおれないうちに、急いで数枚描きました。 ほんのりバラのいい香りが漂ってきました。

 夏の花は、あまり日持ちしないのがとても残念。

雑記帳 golden-nozawa.com