水彩画展

smallrose2.jpg水彩画の展示の搬入に行ってきました。免許をとって車に乗るようになって10年ほど経ちますが、はじめて高速道路を使いました。銀座まで30分ちょっと、はやかったです!

今回のオフィスイイダさんの会場はこじんまりとしたとても落ち着く空間です。小さい作品のほうが合うかな?と思って小品を用意していたのですが、飾ってみるともっと大きな物があったほうがいいな、ということになり、初日にちょっと増やすことにしました。大小あわせて14点ほど。額装仕切れなかったものも、箱にいれておいてありますので、そちらもご覧下さい!これは前日に描いた小さい薔薇です。

建物の奥野ビルは時々新聞などでも紹介されますが、戦前からの数少ない趣きある古い建物です。以前は地下に住人用の公衆浴場があって実際に住まわれていたマンションだそうです。いま、NHKの金曜夜の連続ドラマでもロケに使われているらしく、昨日その番組を見てみると、あの手動式ドアのエレベーターや入り口付近が登場していました。たくさんの画廊も入っていますし、この面白い建物も楽しんでみてください!
ちなみに、会場がちょっとわかりにくいと思いますが、4階上がって左奥(だったかな?)のお部屋です。

2009.10.24

ぶどう

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 水彩画講座の生徒さんから、たわわに実った葡萄、台風でダメになるかと思ったけれど大丈夫だったので描きに来ませんか?というお誘い。仕事も台風で休みだった為すぐに絵具とスケッチブックを車に積んで駆けつけ、おじゃまして描いた一枚です。今回の水彩画展のDMも、こちらのお宅のお庭のブラックベリーでした。生き生きしたモチーフでしょ?

 展覧会は雰囲気ある、戦前からの古ーい建物、銀座1丁目の奥野ビル4階,office iida。今回は画集に載せた作品、小さい作品を中心に展示します。10月26日から。是非ご高覧下さい。

 

2009.10.13

透明水彩画HANDBOOK

初めて手がけた本、透明水彩画HANDBOOK。ずっとまとめてみたいと思いながら二の足を踏んでいてなかなか形にならなかったのだけれど、思い切ってつくってみた。と、いうのもオフィスイイダさんに相談しなかったらいまだ形になっていなかったかも知れないのだが・・・。6月なかば、水彩画展の打ち合わせの席で、「水彩画の手引書みたいなモノつくってみたいんだ~」のひとことで、すぐにいろいろ手配をしてくださり、まさかとは思ったけれど今度の展示に間に合ってしまった。紙の質から、大きさ、厚さ、ページ数など相談しながらひとつひとつ決めていき、レイアウトデザイン、撮影、印刷・・・。制作は普段一人でやっているけれど、いろんな人の力を合わせながらこうして1つの物を作り上げるというのは私にとって初めてだったかもしれない。bookindex.jpg
本の最後に載せた私の略歴、作品の発表をはじめたのは1989年。当時ま-だ学生だったけれど、そこで画廊の前を通り掛かった人に初めて買ってもらった絵も和紙に描いた水彩ドローイング(素敵な人だったなぁ)。それからちょうど20年。画歴ハタチか~・・まだまだ、だが、20年のひと区切りとしてもできたのは良かった。
今回、本にまとめながら自分のなかで結構整理が出来たと思う。内容はとてもシンプルだけど、そこさえしっかり掴んでおけば大丈夫。いや、大丈夫って事はないか、そこからまだまだ限りなく、深みだか、高みが待っているから。

載せた作品、小品中心に今月末より展示予定。(⇒個展のご案内
あわせて「透明水彩HANDBOOK」も販売いたします。

月下美人

gekkabijin3.jpg 夕べ一度に4つも咲いた月下美人。毎年咲いたら描こうと思うのだけど、うっかり忘れてしまうことも多くて。昨日は忘れないように早々に玄関に運び込んでおいたので、忘れず描くことが出来ました。それでも、まだ開かないからと他のことをしている隙に、いつの間にか全開になっているから油断なりません。

刻一刻と変化する花だから描くのもスピーディーに。おっ!と気付いたときに花の前に道具を運び、水を汲み、紙を広げてスケッチ。準備してから仕上げるまでだいたい1時間。描きすぎると壊れてしまうから短時間に描くほうが良いのかもしれません。いつも背景が青なので、今回はちょっと変えてみました。

2009.9.24

実り

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今週の仕事が急になくなったものだから、何か描こうと家の周辺をふらふらと。いつものお花屋さんに面白い物はないか寄ってみると、タイの米びつがありました。
不思議な木の実と、タイの米びつと。ちょうどいただいていた葉っぱつきの檸檬も添えて。

2009.9.17

ヤモリ

30.jpg昨夜の大雨、インクや薬品の匂いが充満した工房内の空気を換気しようと開けっ放しにしていた窓を閉めに・・・。
明かりをつけると、窓に張り付いたヤモリ発見。
庭に出ればいつもちょろちょろしているカナヘビとは違って、ヤモリは頭が大きく、工房のトタン壁をバタバタ音を立てて走っる吸盤つきの手足。なんとも愛らしいシルエット。夜行性だからか普段あまり見かけないけれど、以前、赤ちゃんヤモリが天袋から落ちてきて、箱の中に入れておいたらいなくなってしまったことがあったけど、あれが成長したんだろうか。

タイではヤモリのことを「チンチョー」と言うらしく、ヤモリグッズをいっぱい売っていて(特に爬虫類好きと言うわけではないが)いくつか買って帰ったけれど、本物のヤモリが住んでると思うとなんだか嬉しい。工房守ってくれているのかな。 今度これをモチーフに作品作ってみよう~。

2009.9.13

コスモス

cosmos1.jpg  秋風が吹いて、コスモスが咲きました。秋の虫がチンチロと鳴き始め、季節が変わったと実感します。朝、梔子のいい匂いがするなぁと思ったら、庭にたくさん咲いていていました。バイカウツギも。今年の夏は植物も勘違いしてしまう気候だったのでしょうか。

朝は寝られるだけ寝ていようという毎日を過していた私ですが、最近は早起きをして一時間くらい散歩をしています。一頃に比べ、夜が明けるのも随分遅くなりました。朝の空気はやはり気持ちの良いものです。

さて、本作りもいよいよ大詰め。色校、文字校のあと、連休明けに入稿して印刷の予定です。

2009.9.9

波のおきみやげ

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水彩の本、先日原稿を書き上げて、お世話になっているオフィスイイダさんの所へ持っていきました。これからレイアウト作業をお願いし、作品の撮影、そして印刷と作業が進みます。撮影や印刷といろいろな過程を経るので、撮ってもらっては色を検討したり・・・と、水彩の微妙な色調がどこまで再現できるかですが、満足いくものが出来上がるといいな。

久々、江ノ島の海へ行きました。ズボンの裾を捲って貝を探しているうちにどんどん夢中になり、波に近寄りすぎてびしょぬれに。結局カケラくらいしか拾えず、モチーフ用はお店で買いました。

2009.8.18

ほおずきとりんどう

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今年の夏は天気が何だかすっきりしませんが、私自身もあまりすっきりとしない日々。慣れないことをしたので、知らず知らずのうちにストレスがたまってしまったのかもしれませんが、そんなことくらいで参ってしまうとは、いやぁ、根っからの怠け者にできているんだなあ・・。情けないですが。

慣れないこと。実は水彩画の手引書のようなものを執筆していました。いつか書いてみようと、うっすら思い描いてはいましたが、10月末の水彩画の個展に先立って出来るようにしようと計画が決まってから急に慌しく、7月中は仕事の合間を縫って原稿をまとめていました。自分を追い込んで仕事することは極力避けて通りたいタチなので、精神的にもちょっとイカレてしまいましたが、でもこういう場面では、外に出て人に囲まれて仕事ができるというのは逆に気ばらしになり、とても救われたのでした。

ではでは、本が出来上がりましたらお知らせ致します。

 2009.8.14

上高地

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1ヶ月ぶりのnotebookですが、先月は上高地にスケッチに行ってきました。着いた日は生憎の雨で、川の色も少々濁り気味。一昨年5月に見た川の色とまるで違っていてがっかりでしたが、翌日からは良い天気でした。ちょうど出かけた日は日蝕のニュースで持ちきり。私は電車の中で太陽を拝めませんでしたが、梓川にはまだ蛍も少し飛んでいて、蛍と星いっぱいの夜空も堪能できました。

2009.8.4

 

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