麓川

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土日の休みを利用して、急遽、母の故郷である知覧に行ってきました。今回は飛行機が強風で1時間遅れ、市内からは本数も少ないバスが渋滞に巻き込まれたりで、飛行機を使ったにもかかわらず家から9時間もかかってしまいました。こりゃ参った、遠かった。

家のすぐ横を流れる麓川、訪れるといつもこの川沿いを散歩するのですが、今回はゆっくり歩く時間もなく、空港で買った使い捨てカメラに収めて帰りました。それにしても行く度に町の様子は変わって観光地化され、昔の面影はどんどん消えて、なんだかさびしい気もします。

2008.3.2

過ぎし日

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 随分、日がのびました。2月は寒くて暗くてさびしい印象なのですが、実際はそんなに暗くはないのですね。

ずっと描いてみたいと思いつつなかなか手が出なかった繊維だけを残したほおずきのカラと、夏にタイで買ってきた器や、今はもう枯れてしまった不思議な木の実などをモチーフに選んでみました。この季節の空気感を背景の色に託して。

青葉台東急で水彩画の講座を持つようになってそろそろ4年目です。来月3月3日(月)から15日(土)午前中まで、田園都市線 青葉台駅前の東急スクエアsouth-1 別館5F セミナールームのロビーにて、受講生の皆さんと私の作品を初めて展示することになりました。お近くにお越しの際は是非お立寄り下さい。

2008.2.17

知覚する色

先日購入した外国メーカーの緑色の水彩絵の具。どんな感じかな?早速いつものようにふたを開けると、予想もしなかった色が目に飛び込んできた。分離したアラビアゴムか、はじめの色だけすこし変色したか、そう思ってチューブを少し押してみると、補色のオレンジ色がにゅるり。

自分の目が怪しいのか、いや、知覚する色は目と脳の相関関係によるから、同じ色を見ていても人によってどう見えているかはわからない。もしかしたらこの緑はこういう色なのかもしれない。不思議な波長を持つ色で、人によっては緑に見えているのかもしれない。しかしラベルの色とはあきらかに違う・・。

これが緑というものだ、と信じようとする気持ちが次々と沸いてくる。何を信じようとしているんだろう。画材屋さんに聞いてみたら、ラベルの貼り間違いだろうとのことで、取り替えてくれると言ってくれた。ああ、やっぱりこれはオレンジだったんだ。そういえば、以前絵の具工場を見学した時、何色か同時に作るときはラベルを間違えないように補色同士を作ると聞いたことがあったけれど、こんなこともあるのだな。

2008.2.15

blue night

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50x20cmの横長のスケッチブック、風景をパノラマで描いたらいいだろうと思って買いました。買ったらすぐに試したくなり、ごそごそ夜中にガラスの小物を並べてみました。紙によって、滲み方などかなり異なりますが、これは染み込みがよすぎて一度のせた絵の具は抜くことが容易ではなく、てこずりました。

2008.2.6

つばき

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鹿児島に住む叔母からの小包のなかに、椿の蕾のついた枝数本が入っていました。花瓶に入れてから約1週間、やっと1輪だけ花が開きました。まだ固い蕾が2つと、開きかけているのがあと3輪ですが、ちゃんと咲くかな・・

 

2008.1.27

 

啓翁桜

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雪が降るか降らないか・・・結局雪は降りませんでしたが、身に沁みる寒い日が続きます。寒すぎて頭が痛い。。。

暦の上でも大寒、いちばん寒さが厳しいとされる頃。

冬に咲く桜、啓翁桜をいただいたので、早速描いてみました。やさしい、小さな花です。

早く春が来ないかなあ。

 

 

 

2008.1.21

春の香り

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春の色。春の日差しのような、優しい薔薇です。湯上りの赤ちゃんみたいなやわらかな色合いの花。香りもどうやって描いたらいいのだろう?透き通るように繊細な輝きを持った薔薇だったので、難しかったな・・・。

2008.1.13

カスピ海に注ぐ川

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これは、テヘランの街を抜けて2時間くらい、ものすごく急な坂、ヘアピンカーブをぐんぐん登って行った所。ここから更に4時間ほど車を走らせると、カスピ海です。まあ、何とも美しい川で、透き通るようなエメラルドグリーン、数秒も足を浸けていられないくらいの冷たさ。行ったのは8月でしたが、イランは仏教徒だろうが観光客だろうが、女性はみんな頭にスカーフ、チャドル(マント)着用が決まりで、暑いったら!しかし汗をかいた瞬間から蒸発していくほど空気は乾燥しているので、色の見え方も全く違うし、光と影のコントラストも激しいし、人々の顔の彫りがまた深いから、ふと鏡を見たときは自分がツルンとした火星人のようでありました。

2008.1.7

崖の上の街 アルコス

spain1.jpg 風景を描きだしたら、いろいろ描きたくなってしまいました。今までに行った場所、記憶に残った景色。

ここは、スペインのアルコス・デ ラ・フロンテーラ。セビリアからシェリー酒工場のあるヘレスまでバスで1時間、そこから更に、買い物袋を持った地元の人しか乗らないようなマイクロバスに乗ってまた1時間。崖の上の、のどかな小さい街です。街の人たちは愛想がよく、すれ違う子供たちも「オラ!」とにこにこ挨拶してくれました。 こんなところ、バス通るの?!と思うくらいの狭い道幅、よけるどころか人の家の入り口にまで入らないとバスは通りません。家々の真っ白な壁は目を開けていられないくらい眩しくて、暖かなこの場所は2月だというのに蝶が飛んでいました。arcos.jpg

 

 

 

 

 

 

2008.1.7

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