golden monster

私が幼稚園児の頃、母から買ってもらったお菓子のおまけに「ＧＲＥＥＮ　ＭＯＮＳＴＥＲ」なるものが入っていた 。香港製で目の部分が出たり引っ込んだりするプラスチック製の小さな緑色のものである。 私はとても気に入って、以来ずっと大切に持っている。あるとき､夢の中にこのＭＯＮＳＴＥＲの色違いがたくさん登場した。
私の作品にも通じることだが｢色違い｣や｢バリエ−ション」といったものに私はとても執着する。 子供の頃コレクションしたものに､色違いのビニ−ル縄跳びや色とりどりの豆電球､香り別に色の違う石鹸の包み紙､絵具はもちろんカラ−マジックインクなどがありそれらは大切な大切な宝だった。 晴れた日に日向ぼっこをしていて､模様ガラスの虹色にキラキラ反射する光をじっと眺めたりするのも好きだった。
モノは光を受けて色をあらわし或いはキラキラ反射する。だがしかし、太陽スペクトルの７色の尺度でもってただものを見るにとどまっていてはつまらない。 ある物事から派生し、連続し、時を伴って変容する生きた現実の世界。そこにある自然の、生き物の色。　
｢魂来たつて楓林青く　魂返つて関塞黒し」・・・魂にも色があるならば。
ＧＲＥＥＮ　ＭＯＮＳＴＥＲが変貌を重ね、いつしか魂から金色に輝き、目出度くＧＯＬＤＥＮ　ＭＯＮＳＴＥＲになるように。Ｌｅｔ　ｔｈｅｒｅ　ｂｅ　ｌｉｇｈｔ..
そんなわけでホ-ムペ-ジアドレスはgolden-nozawa.comになりました。